なぜ『魚食普及施設』なのか?

2013年に「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されたのを機に、インバウンドから魚介類をはじめ和食が注目されるようになった。
最近は「魚と健康」がメディアに取り上げられることが増え、魚食の注目度が高まっている。また、輸送技術の進化や食品流通の国際化を背景に、鮮度や品質、取り扱いの基準が充実したことで、魚介類の品質も格段によくなっている。そうした背景もあって、世界の食用魚介類の消費量はこの50年で2倍に増えた。

一方日本では....
日本での魚介類の一人当たりの消費量は2001年の約40.2kgをピークに減少し続け、23.8kgとほぼ半減している。

世界では魚食増加傾向、日本では減少傾向

〈消費者の食の簡便化志向が高まる〉

水産物の消費量が減少し続けている一因として、消費者の食の志向の変化が考えられます。株式会社日本政策金融公庫による「食の志向調査」を見てみると、令和4(2022)年1月には健康志向、経済性志向、簡便化志向の割合が上位を占めています。平成20(2008)年以降の推移を見てみると、経済性志向の割合が横ばい傾向となっている一方、簡便化志向の割合は長期的に見ると増加傾向となっており、令和4(2022)年1月には、経済性志向の割合と同程度の割合を示しています。他方で、安全志向と手作り志向は緩やかに減少しており、国産志向は比較的低水準で横ばいとなっています(図表1-10)。

〈消費者が魚介類をあまり購入しない要因は価格の高さや調理の手間等〉

肉類と比較して魚介類を消費する理由及びしない理由について見てみると、農林水産省による「食料・農業及び水産業に関する意識・意向調査」においては、消費者が肉類と比べ魚介類をよく購入する理由について、「健康に配慮したから」と回答した割合が75.7%と最も高く、次いで「魚介類の方が肉類より美味(おい)しいから」(51.8%)となっている。他方、肉類と比べ魚介類をあまり購入しない理由については、「肉類を家族が求めるから」と回答した割合が45.9%と最も高く、次いで「魚介類は価格が高いから」(42.1%)、「魚介類は調理が面倒だから」(38.0%)の順になっている。これらのことから、肉類と比較して、魚介類の健康への良い効果の期待おいしさが強みとなっている一方、魚介類の価格が高いこと、調理の手間がかかること食べたい魚介類が入手しにくいこと、調理方法を知らないことが弱みとなっていると考えられます。このため、料理者・購入者の負担感の解消、手軽でおいしい新製品の開発、健康増進効果や旬のおいしさといったプラスの商品特性を活かした情報発信等が必要となっています。

日本は多種多様な水産資源に恵まれた海に囲まれており、日本食には魚介類は欠かせない食材となっています。
なかでも福岡は全国有数の魚の集まる街で、四季折々の新鮮で色々な種類の魚がいろいろな料理で味わえるお店が沢山あります。
その魚の美味しい街を支えているのが長浜鮮魚市場であり、より新鮮な魚を届けたい、幸せな食卓を囲んで欲しい、その想いで一分一秒に情熱を注いでいます。
うおざは長浜鮮魚市場と直結、連動して旬の魚のご提供や魚食の情報を発信を積極的に行うことで、今よりも魚を好きになってくれる人が増えることを願っています。

魚食普及推進施設 うおざ

株式会社福岡魚市場より、旬の魚とレシピをご紹介いたします。
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